許すことが人生を生きる上で重要でかつ有用なことである

人生を生きる上で、許すことは自分にとってとてもプラスに働くことが多いです。

相手のために許すのではなく、自分のために許すことができたら、人生はより豊かになります。

1.許せない人を許していくほうが良い

生きていると必ず自分の気持ちにそぐわないことに出くわすことがあります。

あまりにも理不尽であることが起こると、その理不尽さを作った原因の人をうらんだり、憎んだりします。

確かに法律的な意味でも、倫理的なことでも罰するべきという考え方は必要です。

しかし、心理的な考え方では、憎んでしまった相手を許していったほうが良いと言えるのです。

納得感が持ちづらい内容ですが、その理由を書いていきますので、

少しお付き合いいただければと思います。

2.相手を許していくのが良い理由について

①相手を許していない状態は自分にとってもしんどい状態だから

許していない相手が居る状態というのは、自分にとってとてもしんどい状態をつくります。

なぜなら、その相手を見ることで、ふつふつと怒りが湧いてきてしまうからです。

その相手を見ることで怒ってしまうのはパワーを消費しますし、なにより「怒ってしまってごめんなさい」という罪悪感がどうしてもついて回るため、その罪悪感を感じるのもパワーを消費します。

この状態はとてもしんどいです。

②許していない相手を思い起こさせる人に不快な思いを抱いてしまうため

投影の法則のお話を以前書きましたが、この法則によって、投影している相手に似ている関係の無い第三者に、なぜか分からないけれどもいらいらするようになってしまうためです。

こちらがよく知らない人に対して理不尽に怒ってしまっている状態ということになります。

もしかしたらとても良い人なのかもしれない人に、不快感を持ってしまうのは、人生にとってとてもマイナスになってしまいますよね。

③許しを出すことで、許していない相手の魅力を自分に受け取ることができる

たとえば、お母さんがヒステリックでそういう部分が許せない場合、許せていないと感情を表現することをとても嫌ってしまいます。

感情を押さえつけるだけ押さえつけて、冷静に生きようとします。

冷静といえば聞こえがいいですが、悪く言えば能面的であり、何を考えているか分からないという印象をもたれてしまいます。

確かにお母さんはヒステリックで嫌でしたが、別の見方をすると、素直で分かりやすい人であったのではないでしょうか?

お母さんを許していくと、素直で分かりやすいという魅力を、自分のものとして取り込んでいくことができます。

このようなことを投影を取り戻すことといいます。

④なるべく自分の機嫌が良い状態でいることが自分の魅力を発揮できるから

人が一番魅力を発揮できるときというのは、その人自身の機嫌が上機嫌で居るときです。

あなたの周りの魅力的な人というのは、イライラしている姿をあまり見せないのではないでしょうか。

そういう意味で、あなた自身の機嫌を良い状態にしておけるようにするというのが大事になってきます。

良い機嫌で過ごせていれば、つらいと感じることも少なくなるでしょう。

そのためには、許せていないものを許しておくというのが大事になります。

許せていないものがあると機嫌が良くなりませんから。

3.私が許せていなかった母を許せるようになった体験について

私も許せていない人がいます。

それは私の母です。

人のサポートができる今でもまだ許せているとは言い難いです。

それでも、昔と比べてだいぶ母を許してきました。

許しの途上にあっても母に対して見えてくるものがどんどん変わっていきました。

かつて私は母をどのように感じていて、今私は母をどのように思い、そしてこれからどうしようとしているのかについて、参考として書いてみたいと思います。

①許せなかったかつての母

私は母に愛されてきたようにはあまり感じませんでした。

私にとってショッキングな出来事があってそれ以来好きになれなかったのです。

5歳くらいのことだったと記憶しています。

ある夏の日の夜、私が床についている際に、違和感を覚えました。

普段なら寝付けるのに、なんだか胃の辺りに不快感があって眠れなかったのです。

最初は我慢をしていました。しかしだんだんと不快感は増していきました。

隣で母が寝ているので、母が不機嫌にならないように静かにしようとしていたのです。

しかし、とても気持ち悪い状態になってしまいました。

とてもたまらなくなって、母に助けを求めました。

しかし、母はとても不機嫌になり、うるさいといって寝てしまったのです。

そのとき反対側に居る父に助けをもとめ、事なきを得たのですが、このときの母の対応が私にとっては大変ショックで、恨みを持ってしまう出来事となりました。

②母を許していくと見えてきたもの

それ以来、かなり母に対して心を閉ざしていたように思います。

今でもあまり快く思えません。

しかし、母を許すというプロセスを踏んできたことによって、母にありがとうを伝えることができることを思い出せたのです。

それは私が生まれる前の出来事でした。

母は子宮にこぶがあり、私よりも前に生まれてきた子を流産していました。

その後、とある神社で無事に私が生まれるように祈願をしてくれていました。

私は今、父をなくしているのですが、父が他界した直後、思い出話として母が語ってくれたのです。

それを聞いて、そしてまた母がお腹を切って生んでくれたことの意味、自分が死ぬかもしれないという思いをもって生まんでくれたことの意味、これらを知って、初めて母のことを深くありがたいと思えました。

母の優しさ、力強さが実感として初めて感じられたのです。

③許したことで得られた心の平和

私は怒りの感じやすい人でした。

それだけ恨みが強かったように思います。

しかし、許しのプロセスを進めていくことで、人格的に以前に比べてとても穏やかになることができました。

また、豊かに感情を感じることも許可できるようになりました。

以前は分かりにくい人といわれていましたが、今はどちらかというと分かりやすい人と言われるようになりました。

つらいことがたくさんあったのは事実ですが、つらいと感じることも少なくなってきました。

少なくとも、許しがある程度進んでいることで、その恩恵を得ることができています。

この許しとは何なのか、どうやって行っていくのかについては、また別の記事にして書きたいと思います。

それでは、また。

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