恐怖を感じる理由と恐怖を乗り越えるために試したい4つのこと

怖いという気持ちがあってお悩みではありませんか。

本記事では、怖いと思う感情の理由を解説したうえで、対処する方法を記事にしています。

簡単にできる方法を書いていますので、ぜひ試してみてくださいね。

1.恐怖の感情の意味づけや恐怖の感情が起きる理由

①自分の身を守ろうとする感情である

怖いという感情は、自分の身を守ろうとしている大切な感情なのです。

憶病者という言葉に現れているように、怖がりは一般的な価値観ではネガティブにとらえられがちですよね。

しかし、怖いという感情が無いと、自分の身を守ろうとする意欲が湧かないのです。

生きている間で、不確実なことは沢山あります。

その不確実さを慎重に見極めるために、怖いという感情は役に立つのです。

怖いからこそ真剣に見極めます。

だからこそ、怖いという感情があって悪いというわけではないのです。

②将来や未知のことを考えるからこそ怖い気持ちが起こる

怖いという感情は、将来や未知のことを考えるからこそ起きる感情なのです。

過去の物事であったり知っていて答えが分かっているものについては怖いとは感じません。

過去の物事は厳然たる事実としてあるだけで、自分の身に危険を及ばせることはありません。

分かっていることはもうすでに分かっているために対応方法が分かるからこそ危険を感じません。

逆に将来はこれから起こることであり、何が起こるか分からないため危険があると思えば危険を感じます。

知らないこともまた分からないために危険を感じることがあります。

全ては将来や分からないことから自分の身を守る必要があるからこそ怖い気持ちが起こるのです。

③怖い気持ちは思考から生まれてくるものである。

思考は怖い気持ちを生む土台となっていきます。

思考をすると、物事の中で自分に不都合を生む可能性を自然と考えてしまうのです。

また、怖い気持ちを隠すために思考して逃げるということもあります。

思考をすると怖いという気持ちから少しだけ目をそらすことができるからです。

しかし、怖いという感情自体は解消されずに心の中に残っています。

一時的に目をそらせたとしても、また怖くなってしまうのです。

思考して、怖くなって、思考してまた怖くなってというループを繰り返すうちに怖い感情は増幅されていきます。

このようにして、思考から怖いという感情が生み出されていくのです。

2.恐怖を乗り越えるときに試したい対処方法

①怖さをしっかりと感じること

怖さをしっかりと感じることが対処方法として考えられます。

怖さを無理に止めようとすると、怖さは増大していってしまいます。

怖さを低減させていくには逆にしっかりと怖いと感じておくということなのです。

余裕があるなら、布団にくるまりながら、抱き枕を抱いて横になって怖さを感じてください。

怖さを感じるとともに、自分の体のぬくもりを感じると思います。

この温かみを感じると、怖さは和らぐと思います。

その他には、ぬるめのお風呂に入ってゆっくりすることもいいと思います。

どこか体を温めながら、怖さを感じ続けてください。

そのうち怖さが少なくなっていくでしょう。

②今現在のことに集中する

未来を考えるからこそ、怖さが増していくので、今現在のことに集中することも怖さの低減につながります。

今の自分の感覚、今の自分の状態というものに集中しましょう。

何が起こるか分からない未来から視点を変えるのです。

今ちゃんと生きていて、今ご飯も食べられていて、今仕事をしていて、今遊んでいてということでとりあえずは十分なのです。

今やっていることを繰り返していけば、未来もずっとそのままになるのです。

将来のことは将来が来た時に考えればいいのです。

将来は将来で何とかなるという気持ちでいると少し安心しませんか。

③呼吸に集中すること

不安でたまらない場合は、深呼吸がとても有効です。

呼吸に集中すると、感情が呼吸とともに手放されていきます。

吸う息を少し短めに取り、吐く息を長めに取ります。

息を吐きだしているときに、怖さも一緒に吐き出されていくのです。

深呼吸を自分が納得するまで続けてください。

呼吸に集中することで、今現在に集中することにもなるのです。

呼吸に集中することで余計な思考も中断されます。

怖いなと感じたらぜひ試してみてくださいね。

④インナーチャイルドを抱きしめるイメージワーク

インナーチャイルドという心の中にいる子供時代の自分を抱きしめるワークも有効です。

目をつむって、子供時代の自分が目の前にいることを想像してみてください。

その子を観察したときに、どんな表情をしているでしょうか。

その子の表情から気持ちを察してあげてください。

多分、不安とか怖れとかを感じてるように見えるかもしれません。

そう感じたときに、目の前にいる子供時代の自分に近づき、抱きしめてあげてください。

その子の不安や怖れが小さくなりますようにと思いながら抱きしめるのです。

十分に抱きしめた後、ゆっくりと目を開けてください。

おそらく、不安な感覚は少なくなっていると思います。

3.まとめ

・怖いという感情は自分の身を護る大切な感情である

・将来のことを考えるために怖いという感情が生まれる

・思考することが怖いという感情を増幅させる

・怖さをしっかりと感じることが、怖いという感情を減らすのに有効である

・今現在のことに集中するということが怖い感情に対応するのに有効である

・深呼吸をすることで怖い感情を低減していくことができる

・インナーチャイルドワークも怖さを低減するのに有効である

以上、参考になさってくださいね。

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