飽きる心理が人を成長させクリエイティブな人生を歩むきっかけになる

「自分は飽きっぽいことが悩み」と思われて悩んでいらっしゃいませんか?

一つのことが長く続けられないとなんだか自分が半人前のままのような感覚になりますよね。

しかし、飽きることはとても大切なことなのです。飽きなければ人の進歩はありません。

飽きることと人の進歩を解説しながら、飽きることのメリットを記事にしました。

1.飽きることは正常な心理状態である

①飽きることで人間は進化してきた歴史がある

飽きることで人間は進化してきたという歴史があります。

特に比較されるべきは、旧人類であるネアンデルタール人です。

ネアンデルタール人は、現在の人類とは違う種族に分類されます。

特徴的なのは、我々人類と比べて圧倒的に高い身体能力だったと言われています。

また、知性も一般の動物に比べて我々に近い物を持っていました。

脳の大きさで言えば、実はネアンデルタール人の方が大きいという話です。

しかしながら、ネアンデルタール人は生き残れず、我々人類は生き残りました。

その理由は、人類のイマジネーションの力によるところが大きいと言われています。

例えば石器にしても、人類が発明した石器は多種類にわたるそうです。

一方のネアンデルタール人は、石器の種類は少なかったと言われています。

こうした想像力は、私たちの飽きる心があるからこそ生まれてくるものです。

私たちは日常に飽きるからこそ、生き残り、進化を続けていると言えます。

②記憶によって好奇心が満たされ刺激が少なくなっていく

飽きる心はどうして起こるのかと言えば、一つの出来事に対する感動の刺激が少なくなるためです。

まだ知識も何もない状態で、興味のある出来事に触れると、その感動はとても大きなものになります。

子供などは、知識も経験も浅いため、様々なことに好奇心を持つでしょう。

この好奇心は、一つ経験を積むことで満たされていき、生じなくなるものなのです。

例えばテレビゲームにしても、最初は時間を忘れてプレイすると思います。

しかし、総プレイ時間が100時間もたつと、むしろプレイするのが苦しくなると思います。

これは、最初の好奇心によって生じた感動の刺激が、何度も繰り返されることで小さくなっていったためです。

感動がゲームプレイを支えているといえるのかもしれません。

人によって、もっと長続きするという人もいるでしょう。

その場合は、最初に発見した感動とは別の感動を生じさせているのだと思います。

③飽きが解消できないときは工夫すべき時である

飽きが来て解消できないときは、人生で工夫を凝らすべき時であると言えます。

それは、今のままでは楽しんで暮らすことができないからです。

どうやったら自分が飽きないのかを研究していく必要があります。

幸いにして、私たちの社会は人を飽きさせないために様々な工夫を提供してくれています。

社会の提供してくれているツールを最大限用いて、飽きを解消していきましょう。

一番大切なのは、経験のないことを探していくことです。

分かったつもりになっていることでも、物事を深堀すると実はわかっていなかったこともあります。

自分の興味のある範囲で、知らないことにチャレンジしてみましょう。

2.飽きる心理で生まれるメリットについて

①飽きることでクリエイティブになっていく

飽きることはクリエイティビティを育んでいきます。

最近、創造性のあることができていないなと感じる場合、テレビも何も見ずにひたすら何もしないで見てください。

何も考えていないと、そのうち飽きるでしょう。

そのため自然と、頭の中でいろいろな発想が生まれては消えていきます。

手持無沙汰になることで、逆にいろいろな発想が降りてくるのです。

これと言って面白いアディアが浮かばず、暇で耐えられなくなった時に初めて調べ物をしてみてください。

きっと目に留まる情報が出てくるはずです。

何も発想が浮かばない状態は、十分暇になっていないとも言えます。

ぜひ足を止めて、暇になる時間を堪能してください。

②飽きることで異なるものに興味を持っていく

飽きることで異なるものに興味を持っていけるようになります。

物事を十分にやりつくして飽きてしまった時、他の異なる事への興味が生まれます。

異なるものを自分に取り込んでいくことで、人間は成長が可能なのです。

次のステップに上がるためのトリガーが、飽きることだと言えます。

やりつくして飽きて、またやりつくして飽きてを繰り返すことが大切です。

時には、また同じ事に戻るということもあるでしょう。

それは、同じものに対して、別の視点でアプローチすることになります。

既に前に得た知見を基にして、同じもので新しい取り組みを行うのです。

このように行動していくと、飽きることはまた新しいことに取り組むスタートと言えます。

③少しずつやり方を変えていくことが長い興味につながる

飽きてしまったとしても、少しずつやり方を変えていくことで長い興味につながります。

一度知識として抑えたことも、長い間触れていると別の側面で物事を見れるようになるのです。

一つの物事に対する意味づけは一つであるとは限りません。

複数意味が包含されているということはあり得るのです。

長期間同じことに触れることによって、はじめて気づくことがあります。

それは、飽きて時間をおいてもう一度見直すことで気づけるのです。

人は同じようでいて、時間が経過するとすっかり別の人間になっているということは良くあります。

特に物事の見方や考え方などは、日々刻々と変化していっているのです。

カウンセリングを受けることで、別の物事の見方に気づくこともあるでしょう。

高々一時間対話するだけでも、別人になるということはあります。

色々なことに飽きてきたと思ったら、人との対話を行ってみてください。

それが新しい知見へといざなっていくのです。

3.まとめ

・人類は飽きることで進歩や改善を行ってきた歴史がある

・飽きが来るのは知識によって好奇心が満たされるためで正常な心理である

・飽きが解消できないときは工夫した方が良いという心のメッセージである

・人は飽きることでクリエイティブになっていくものである

・飽きるからこそ異なるものへの興味を持てるようになる

・少しずつやり方を変えていくことが長い興味につながっていく

以上、参考になさってくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です