怒りが収まらないときに試したい対応策と普段から心掛けたいこと
怒りが収まらないとお悩みではありませんか。怒っているときは苦しいですよね。
思い出してはまた怒ってを繰り返して、消耗してしまいます。
怒りは我慢せずに発散することが重要です。本記事では効果的な発散方法を解説します。
また、怒りを感じるきっかけを減らすために普段から心掛けるべきことも併せて紹介しています。
Contents
1.怒りが収まらないときに試したいこと
①怒っている相手から距離をとって散歩すること
怒っている相手から距離をとって散歩することが怒った時には有効です。
理由は二つあります。
一つ目の理由は怒っている相手が近くにいることで、どんどん怒りを増幅させてしまうためです。
自分にとって不都合なことをする相手は、態度を改めたりはしません。
その態度をずっと見続けることで、どんどん自分は怒っていってしまいます。
この怒りの元から離れることで、必要以上に怒る状態から脱出するのです。
もう一つの理由は、散歩をすることで冷静さを取り戻すことができるためです。
イライラしている場面から、外へ出てゆっくり歩くことで気分転換ができます。
怒りに打ち震えている状態から、少しでも自分の余裕を取り戻すことができるのです。
少し落ち着けると、若干冷静に状況を判断することができるようになります。
こういった理由から、怒っている相手から離れて、外を歩くことが有効なのです。
②怒りの気持ちを紙に書きなぐっていくこと
怒りの気持ちを紙に書きなぐっていくことで自分の余裕を取り戻せるようになります。
自分の好きな表現で怒りの気持ちを徹底的に書きなぐってください。
目安は書くことに飽きてくるくらいまで徹底的に怒りを表現してください。
どんな汚い言葉や罵声でも構いません。人に見せるものではないからです。
感情は感じ続けることで解消されていきます。
怒りがあるときは、波が来るようにどんどん怒りが押し寄せてくるでしょう。
その怒りは決して我慢せず、紙に書いてぶつけていってください。
怒り自体は正常な感情なのです。無理に嫌ったりしないでどんどん出していきましょう。
ただ、人にぶつけることはやめた方が良いです。
ぶつけた相手との後々の関係が悪くなっていってしまうからです。
人にぶつけるのではなく、紙にどんどんぶつけていってください。
紙は怒りを増幅することはありません。
飽きるまで自由に表現していってくださいね。
③怒りの気持ちを乗せて声を出すこと
怒りの気持ちを込めて声を出すことも有効です。
「あー」と声を出し続けてみてください。
大きさや長さはお好みに合わせて声を出してください。
できるだけ気持ちを込めて声を出すと効果的です。
声を出すことは感情の解消に役立つのです。
ストレスが溜まった時にカラオケで歌を歌う方もいらっしゃるかと思います。
歌を歌うことで感情が発散されるメカニズムと同じことです。
現在はカラオケ店などはあいていないと思いますので、単純に声を出すことだけで大丈夫です。
2.怒りが収まらなくなってしまう前に心掛けたいこと
①怒りを我慢しすぎていませんか
普段から怒りを我慢していることはありませんか?
我慢をたくさんしてしまうと、心には怒りの感情が残ったままになってしまいます。
怒りが溜まったままで、さらに理不尽な目に合うと我慢しきれないくらいの大きな怒りが出てしまうのです。
怒りの感情は強い感情ですから、切れてしまったときに恐ろしい事態になってしまいます。
そういう事態にならないようにするために、怒りを我慢しないようにしてください。
上で書いた、紙に書く方法や声に出す方法を実行することで、怒りの気持ちが発散されていきます。
怒りは相手に当たるのではなく、自分で処理することが可能です。
是非、我慢せずしっかりと怒りを出していきましょう。
②怒りの奥底にある真の感情を見るようにしましょう
怒りの奥底にある感情を発見できると、根本的な手当てができることがあります。
怒りの感情は、二次的な感情と言われています。
どういう意味かというと、怒りの感情の前に本音の感情があり、その本音の感情を隠すために怒っているというのです。
よく本音としてあるのは、寂しいとか悲しいという感情です。
例えば、背が小さいと言われて怒ってしまったという状況を思い浮かべてください。
ここにあるのは、背が小さいと言われたことにコンプレックスが刺激されて悲しいと感じたのです。
しかし、素直に悲しさを表現すると、何か負けたようなみすぼらしい気持ちになってしまいます。
そういう、惨めな気持ちを感じたくないために、相手を攻撃する感情が沸き上がるのです。
これが怒りのメカニズムになります。
これは、コントロールしてどうにかできるものではありません。
条件反射的に怒りが出てくるのです。
しかし、怒りが出ているときに、冷静になって「傷ついてしまったんだ」と思うことができます。
そう思えると、素直に悲しさが湧いてくることになります。
この悲しさを感じると、悲しみの感情が解消されて、怒りも自然と消えるようになるのです。
ぜひ、今度怒った時に冷静になって自分の心を見つめてみてください。
③自分で自分を責めている部分に敏感になる
自分で自分を責めるという行為を私たちは知らないうちに行っていることがあります。
これは意識的にやっているだけではなく、無意識にやっていることもあります。
意識的なほうは分かりやすいのですが、無意識にやっていることはなかなか気づかないのです。
そのヒントとして、怒りの感情から自分を責めている部分に気づくことが可能になるのです。
何気なく言われたことが、妙に気になってモヤモヤするような経験があったりしませんか。
そのモヤモヤした感情が出ているところは、自分が自分で責めてしまっているところかもしれません。
以前にも記事にしたことがありますが、私が自分自身を責めていた部分は「モテない」ということでした。
人から「モテない」と言われたことによって、怒りが収まらなくなったのです。
それを解消するのに、「モテない」自分を受け入れることにしました。
「モテない」自分もまた可愛いと思えるようになったのです。
自分自身を受け入れていけば受け入れていくほどに怒りが起こる可能性が減っていきます。
是非このことは頭の片隅に入れておいてください。
3.まとめ
・怒りが収まらないときは、その場から離れて散歩するとよい
・怒りを紙に書きなぐっていくと、怒りは発散される
・怒りを声に乗せて出していく方法も有効
・我慢しすぎていないか自己チェックをすることが大事
・怒りの奥にある本当の感情に気づくことが怒りの解消に役立つ
・自分で自分を責めてしまっている部分に敏感になると怒る可能性が減っていく
以上、参考になさってくださいね。