自分で選択する意識を持つことが不満を減らすのに有効である
皆さんは、日々自分で選択をして生きていますか?
知らないうちに人に振り回されて疲れてしまうようなことはないでしょうか。
特に最近不満が溜まっているなと感じていらっしゃる方がいらっしゃいましたら本記事を参考になさってください。
1.自分で選択する意識をもって生きることが有用な3つの理由
①自分で選択して生きないと不満が溜まってしまう
人に流されて物事を決めてしまったり、受け身で生きていると不満が溜まりやすいようです。
人間関係は、依存状態と自立状態で形成されます。
自立にある人が、物事をリードし決めていく立場になります。
依存状態にある人は、自立の人に頼って従っていく立場です。
受け身で生きているというのは、依存の状態にあると言い換えることができます。
依存は赤ちゃんをイメージするといいと思います。
おなかが空けば泣いてアピールし、トイレも泣くことでアピールします。
赤ちゃんは一人では何もできないので、依存にあるのは仕方がないのです。
このころをルーツとして、自分では何もできないという想いが強い人がいます。
この想いはあることが悪いというわけではありません。
人に頼るということは人生を生きる上で大切なことであるからです。
ただ、この思いがとてつもなく強い状態にあると、人生に不満を持ちやすくなってしまうのです。
自分の欲求を他人が満たしてくれないという状況に我慢ができないからです。
そういった想いが強い場合、自立のポジションで生きるレッスンを行う必要があります。
②自分で選択していくことで前向きに生きることができる
自分で選択して生きるということは、自立の能力を高めるのに有用です。
そして、不満を貯めこまずに、前向きに楽に生きることが可能になります。
依存にある人の一番の不満は、自分で決めることができないという点にあります。
それがゆえに、自分の思うようにならないという不満が強く出てくるのです。
この不満は特に社会生活を送るうえで顕著に表れてきます。
不満を持つ分だけ、不満を持っている本人が苦しくなるのです。
また、特に会社などでは自分の欲求を満たしてもらうことは役職が上がらない限り期待できません。
依存の気持ちはどんな人であっても多かれ少なかれ持っているものです。
それがゆえに、たとえやらされていることであっても、いったんそのことは置いて、自分でやると決めることが大事なのです。
これは、満たしてもらえない欲求を自分自身で満たすことだと思ってください。
自分で決めてやっているという意識があるだけで、依存の状態からは脱却が可能なのです。
③意識的に選択していくことが自己実現に向けて不可欠である
意識して選択していくことは、達成しようとする目的を果たすために重要です。
例えば、より美しくなるという目的があるとします。
そのためには、摂取カロリーをなるべく減らして、運動を心掛ける必要があります。
食べ物が目の前に出されてきたときに、無意識に手を伸ばすのを意識的にやめる必要があります。
意識して選択するのは、そのようなことなのです。
選択して決めていくことは、不可欠ですが、やり続けることは大変難しいのです。
しかし、意識して選択することをなるべく続けていくうちに、意識しなくても目的に沿った選択ができるようになります。
これは習慣の力です。
この習慣が身につくまでは、なるべく目的に合致した行動をするように自分で意識的に選択していく必要があります。
2.自分で休みを選択することも大切な3つの理由
①自分に余裕が持てていないときは選択ができない
自分に余裕があるときは、選択して行動することは比較的やりやすいです。
しかし、人には気分の良しあしや調子の良い悪いというものがあります。
今日朝起きるのは簡単だったという日もあれば、今日の朝疲労感が残って起きられなかったという日もあるでしょう。
同じように、行動を起こしやすい日もあれば、行動を起こしにくい日もあります。
得てして、行動を起こしにくい日は、調子があまりよくないということが多いです。
切羽詰まっているようなときに、選択して行動するということは大変難しいです。
意志が介入できる余地がほとんどない状態だと思ってください。
意志力が強いとか弱いとかは関係ありません。
自分のペースでできない日・できる日があるということです。
できないときはあきらめて気分転換することをお勧めします。
できないときの自分を責めてもいいことは全くありません。
無理をしないことが大切なのです。
②休むという意識がないと知らないうちに無理をしてしまう
休むことに罪悪感を覚えてしまったり、休んでいる自分を責めてしまったりすることがあります。
几帳面でまじめな性格の方はとくにこの傾向が強いかもしれません。
しかし、休むことというのはとても大切なことなのです。
自分の調子は自分で分かっているように思えて、実はよくわからないというのが本当のところだからです。
特に心は意識できる部分と意識ができない部分があり、意識にできない部分のほうが多いのです。
そのため、自分では「大丈夫じゃないか」と思っても、実は大丈夫ではないことというのは多々あるのです。
だからこそ、大目にこまめに休みを取ろうとすることは必要です。
自分を甘やかすくらいがちょうど良いのです。
休むことに反発心を感じるようである場合は結構自分に厳しいです。
一度立ち返ってみることをお勧めします。
③休むことで前向きな気持ちが生まれやすくなる
休むことは、調子を変化させるのに役立ちます。
午前中は、憂鬱だったけども、休んだことで午後から元気が出たということはよくあることだと思います。
その日のうちに調子が変わることもあれば、変わらないこともあります。
気分や感情はお天気に例えられやすいです。
ずっと晴れの日もあれば、曇りの日もあれば、雨になってしまう日もあります。
ただ言えるのは、無理に調子を上げようとしないことが大事です。
自然のままに任せる、無理をしないでやりすごすというのが大事なのです。
休むというのは無理をするのをやめるということなのです。
そうすることで、自然と前向きな感情が生まれてくるのをまつことが大事です。
3.まとめ
・自分で選択して物事を行うようにすると不満が減る効果がある。
・心の中で依存の度合いが増えるほど不満が溜まりやすい状態になっている。
・休みということも選択肢に入れると人生の自由度が増える
どうぞ参考になさってくださいね。