不安な想いが止まらないときの心構えと試してみたい対応方法

現在、社会的に不安な状況が続いています。

未知の領域や生命の安全が脅かされる事態に不安を感じることは正しいです。

不安を感じていいのです。

ただ、不安を少なくしようとする行動も必要になってきます。

そのための対処方法を今回は書いていきたいと思います。

1.不安への対処する際の3つの心構えについて

不安になったときの場合の心構えについて3点解説します。

次の3点が有効です。

必要なことは、無理に不安を消そうとしないこと。

人とのつながりを意識すること。

他の人の状況を見て、不安を共有すること。

以下解説していきます。

①不安を悪い物として遠ざけようとしすぎないこと

不安でいっぱいのとき、不安を感じたくなくて不安な気持ちを切ってしまおうとする方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、この感情を切ってしまうという行為は大変危険なのです。

何故なら、その感情は感じられないままなだけで、心の中にはずっと残ってしまうからなのです。

感情が感じられずに残ってしまうと、同様の感情が芽生えるたびに心の中に残っていってしまいます。

心の器が満たされていない場合にはまだ大丈夫なのですが、そのうち器の中に不安がいっぱい満たされてしまいます。

そうすると、何でもないときにも常に不安な気持ちが付きまとうような状態になっていってしまうのです。

一方で不安とは自分を危険から守ってくれる大切な感情でもあります。

何か未知のことや怖れていることがあるということを教えてくれているのです。

不安という感情を怖がりすぎず、ぜひ感じていってください。

目一杯怖がることで、実は不安な気持ちは和らいでいくのです。

不安な感情は感じつくしていくことで少なくなっていきます。

②人とのつながりを意識すること

不安になるのは、人とのつながりを感じられなくなった時が多いです。

特に孤立していると感じる場合は、不安を感じることが多いでしょう。

できれば、身近にいる人とのコミュニケーションを通じて、孤立感を解消していくのがいいと思います。

かりに、身近にいる人があまりいないという方がいらっしゃる場合は、過去に自分を大切にしてくれた人を思い出すといいです。

その方がなくなっていたとしても、その方の想いというのはあなたの中に生き続けています。

今、生きているというのは、人の手助けなしには成し遂げられません。

生きているという時点で、独りぼっちだったということはまずありえないのです。

自分の中にある人との大切な思い出を大事にすることで、孤独感というものは癒されていきます。

つながりを大切にすることが不安を解消することに有効なのです。

③不安な想いを感じている他の人を見ること

不安を感じているのは、この記事を読んでくださっているあなただけではありません。

ほとんどすべての人が、多かれ少なかれ不安を感じるのです。

そして、不安を感じている者同士は、不安を共有する仲間なのです。

あなたの感覚で周囲を見渡した時に、知らない人でもいいので不安を感じてそうな人を見つけてみてください。

多分、何人か見つかるはずです。

不安を感じているのは、あなただけではありません。

同じように感じている人がいることが分かると、ちょっと安心しませんか?

怖いという気持ちを人と分かち合ってみてください。そうすると少し不安が減ってくるはずです。

2.不安を感じているときに試したい不安を和らげる方法

不安を軽減するために、一人で対処することもあるかと思います。

簡単な対処方法を次に示したいと思います。

①体を温めること

身体を温めることで不安を和らげることは可能です。

温かみは生まれる前の赤ちゃんの頃、お母さんのおなかの中で守られていた時代を想起させるからです。

一番のおすすめは、ぬるめのお風呂に長めにつかることです。

ゆったりと入ってみてください。温かみを感じながら、疲れをとるように入浴するのが良いです。

体が温まると心の余裕も生まれやすくなります。

また、布団にくるまるというのも安心感を得やすいです。

布団をかぶってくるまっているとこれも守られている感覚を得ます。

もっとお手軽な方法は、温かい飲み物を飲むということです。

身体の中を温めることで、これも安心感を得られます。

②深呼吸をすること

怖さで心の中がいっぱいになってしまっている場合、深呼吸をすることで不安感をやわらげられます。

吸うほうを短めに、吐く息を長めにとるということが秘訣です。

目安的には3秒くらいで吸って、6秒くらいかけて吐くのが良いでしょう。

また、吐いているときに、自分の心の中の不安を息に乗せて吐いていくイメージをしましょう。

息に乗せて吐くと、不安を外へ押し出す感覚が持てます。

落ち着くまで、吐き出してみてください。

身体に無理のない程度で、落ち着くまでやってみると効果があります。

不安だなと思ったときは深呼吸を是非試みてください。

③自分の子供時代をイメージして抱きしめる

自分の子供時代をイメージして抱きしめることも不安に有効です。

目を閉じて、自分の子供時代を思い浮かべてみてください。

その子はどんな顔をしているでしょうか?

その子の気持ちを感じてみてください。

そして、その子を抱きしめてあげてください。

抱き枕のようなものがあるといいかもしれません。

その子が安心できるまで抱きしめてあげると、あなたの不安も少なくなっていると思います。

3.まとめ

・不安に感じたとき無理に不安を消さず、不安な感じを感じておくようにすると不安が徐々に減っていきます

・不安に感じたとき人とつながることを意識しましょう

・不安を軽減するために体を温めることを意識しましょう

・不安が強い場合は深呼吸を繰り返すと効果的です

・自分の子供時代をイメージして抱きしめることも不安を軽減するのに有効です

以上、参考になさってくださいね。

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