自己肯定感が低いと辛くなる理由と低い自己肯定感に対処する方法
なんだか最近気が重いことが多く、人前に出るのが億劫だと感じることはありませんか。
その気持ちの不調は、自己肯定感が関係していることがあります。
本記事では、自己肯定感が低いと辛い理由および対処方法を解説しています。
生き生きと毎日が過ごせるよう参考になさってくださいね。
1.自己肯定感が低いと辛い理由
①周りの出来事をすべてマイナスに感じてしまう
自己肯定感が低い時、自分の周りに怒る出来事をマイナスに感じてしまいがちになります。
例えば、隣の席に座っている同僚が、少しため息をついていたとします。
そのため息に対して、次のように感じてしまうのです。
「何か私、悪いことしたのかな?」
その想いとともに、不安な気持ちが襲ってきて、しばらく不安な気持ちで過ごさなくてはならない状態が続きます。
同僚がしたため息というのは、あなたに向けてため息をついたのかは分からないのです。
もしかしたら、仕事がうまくいっていないことについてストレスがあり吐き出したのかもしれません。
しかし、自己肯定感が低いと、隣の人のため息は私が何か悪いことをしたからだと捉えがちです。
多くの出来事に対して、マイナスに感じることが増えていきますので、心はずっと不安になってしまいます。
だからこそ、自己肯定感が低いと辛いと感じるようになってしまうのです。
②新しいことにチャレンジするハードルが高くなってしまう
自己肯定感が低いと新しいことにチャレンジするハードルが高まってしまいます。
それは、自己肯定感が低いと「どうせ自分にはできない」という想いが心の中に生じやすくなるからです。
現代においては、社会の変化するスピードはどんどん速まっています。
それゆえにこそ、つい5年前まで通用していたことが、もう通用しなくなっているということは多いです。
だからこそ、新しいことに果敢にチャレンジし、自分自身を変化させていかなければなりません。
自己肯定感が低いと上述したように変化に対応しづらくなってしまいます。
それは、現代社会においては不利益を被る一因になってしまいます。
だからこそ、現代を生きるのに自己肯定感が低いと辛くなりやすいのです。
③自分の人生を人に左右されやすくなってしまう
自己肯定感が低いと自分の人生を人に左右されやすくなってしまいます。
自分は自分自身をこのように評価するという自己評価に自信が持てないのです。
それは、自分自身の評価を、周囲からの評価に依存してしまっているからです。
自分を評価する基準を人に置いてしまうと、人の言われるがままを行動しなくてはなりません。
人の言ってくることは、自分にとってハードルの高いことも多いです。
自分のペースで自分のやりやすいように行動することが難しくなります。
そのことは自分にとってとても大変なことなのです。
それゆえに、自己肯定感が低いと生きるのが辛くなってくるのです。
2.自己肯定感が低い人に見られる特徴
①失敗することへの不安感が大きい
自己肯定感が低いと、失敗することへの不安感が大きくなります。
何故なら失敗を許していないからです。
失敗をすると、自分の価値や評価を大きく毀損することになります。
それゆえに、失敗をするととても傷ついてしまうのです。
だから、失敗を極度に恐れてしまいます。
②自分と周りとを比較して劣等、優越を感じている
自己肯定感が低いと、自分と周りを必要以上に比較します。
自分の中に自分を評価する基準がないため、周りとの競争によって自分を評価することになります。
勝ち負けにとてもこだわり、勝つと優越を感じ、負けると劣等を大きく感じます。
競争をとても意識して頑張るのですが、そのもととなる感情は怖れの感情です。
それゆえに勝ったとしても素直に喜べないし、負けると大変落ち込みます。
心が休まるときがあまりないため、疲れ果ててしまうこともあります。
③過去の失敗などをずっと引きずってしまっている
過去の失敗をしばらくずっと引きずってしまうことも多いです。
自己肯定感が低いと失敗に対する意識が高まりやすいのです。
自分責めを何度も行って自分の否定をしていってしまいます。
否定を繰り返し行うことで、自分を否定してしまうことが癖になるのです。
そうするとさらに自己肯定感が低くなり、自分責めを繰り返す悪循環に陥ります。
このことが、過去の失敗をずっと意識してしまう要因になるのです。
3.自己肯定感が低い時に行いたい対処方法
①自分で自分をほめていくこと
自己肯定感が低い場合、自分で自分をほめていくことで自己肯定感を高めていけます。
目標は毎日、自分で褒められる点を10個ずつ考えていくことです。
ただ、最初はとても難しいと思います。
なので、日に一個ずつ見つけていくようにしましょう。
そんなにハードルの高い事を考える必要はありません。
例えば、朝おはようが言えたことでも褒められる点だということにしてください。
ちゃんとご飯が食べられたとか、少しだけ片付けができたとか、できたことをほめるようにしてみてください。
一日を生きたとかいうことでも構いません。
あまり思えないかもしれませんが、実はすべてこれらは素晴らしいことなのです。
良かった点を少しずつ見つけていってください。
②自分を一番大事な人だとして大切に扱うこと
自分のことを大切に扱うように心がけることも大事です。
自分が好きな人に対して行う行為を、自分にしてみるのです。
自分に優しい言葉をかけてみるようにしてみてください。
最初でも書いたように自分をなるべく褒めるようにしてみてください。
自分に良いものをプレゼントしてみてください。
こんな風に自分を大切に扱っていくことが、自己肯定感を上げていくために必要です。
③大切に思ってくれている人をイメージしてその人がどう思っているか思い浮かべること
自分だけでは自分をほめられないと思うようであれば、自分を大切にしてくれている人を思い浮かべるのが良いです。
自分を大切にしてくれている人は、あなたのことをどのように思っているでしょうか。
具体的な人を思い浮かべて、その人にあなたのことをインタビューしましょう。
私のことをどう思ってくれていますか?
私はどういう人ですか?
私の良い点を教えてください。
多分イメージの中でもその人は、あなたの良い点を教えてくれるはずです。
ぜひ試してみてくださいね。
4.まとめ
・自己肯定感が低いと周りの出来事をマイナスに感じがちになる
・自己肯定感が低いと周りの人の意見に左右されやすくなる
・自己肯定感が低いと失敗を許すことができなり、過去の失敗を引きずりやすくなる
・自己肯定感を高めるには自分をほめることが大事である
・自分を一番大切な人として扱うことが自己肯定感を高める
・自分を大切にしてくれる人に心の中でインタビューを行ってみると自己肯定感を高めやすい
以上、参考になさってくださいね