感情をコントロールしようとする考え方は間違いである3つの理由

「不安や憂鬱さで正直しんどい。しんどい気持ちを感じないようにしたい。」
「怒りが湧いてきてちょっとしたことでも怒ってしまう。感情を抑えたい。」
「いつも悲しい気持ちが出てきて辛い。悲しい気持ちが出ないようにしたい。」

自分の感情を思うとおりにコントロールしたいと悩まれている方はたくさんいます。

しかし、この「感情をコントロールする」という発想が実は間違いだったのです。

むしろ、感情はできるだけ感じていったほうがいいのです。

本記事では、感情をコントロールするのが間違いであるという理由と感情の扱い方について解説します。

1.感情をコントロールできない理由

①感情をコントロールするという考え方が間違いである

感情をコントロールするという考え方が実は誤りなのです。

ここでは感情をコントロールをするという意味を、思考する通りに感情を動かすことととらえています。

まず、思考と感情は全くの別物です。

思考は思ったことや考えたことで、脳の中で浮かんでくる言葉の類はすべて思考です。

感情とはドキドキする感覚であったり、悲しい感覚であったり感覚にリンクするものです。

反射的に自然に発生する感覚と言ってもいいと思います。

例えば魅力的な異性に合えば、自然にドキドキしますよね?

それは、好きであるという感情と言えます。

何故好きかと考えてみたときに浮かぶ言葉があると思います。

顔がかっこいいとかかわいいとか。

清潔感があるとか。

こういう理由に当たるものは思考です。

でも、いくら顔が好みでもドキドキしない人がいるかもしれません。

ドキドキする努力をしても、一定の相手には全くドキドキできないでしょう。

このように思考と感情にはズレがあるのです。

そして、思考は感情に対して介入はほぼできません。

それはドキドキしない相手にドキドキしろと頭で命令してもできないですよね。

ということは感情をコントロールするというのは最初から無理な話なのです。

②感情を押さえつけていくと押さえつける感情は増えていく

感情は思考で押さえつけようとしていけばいくほど大きくなっていきます。

前項で感情は思考とは別で自然に出てきてしまうものであるという話をしました。

心の器のようなものがあってその器に感情という水が湧き出ていると想像してください。

器から水が溢れそうになって、器に蓋をしてみたとします。

でも水はずっと湧き出ているわけです。

そうすると、いつか蓋を破って水が大量にあふれ出すと思います。

結局、水を抑え込むと水が大量に出てくるという結果になりました。

感情も同じように押さえつけると、大量に溢れ出てきてしまうのです。

とても好きでたまらない人を前にして、好きという感情を抑え込もうと努力してみたとしましょう。

最初の一時間くらいはもしかしたら我慢できるかもしれません。

二時間、三時間近くにずっといたとするなら、ものすごく好きになっていると思います。

もはやドキドキが止まらない状態になるでしょう。

これは、好きというようなポジティブな感情だけではなく、悲しいといったネガティブな感情でも同じことが言えます。

抑え込んだら抑え込んだだけ、感情は大きくなっていくものなのです。

③考え込んでしまうほどにネガティブな感情が増えていく

考え込んでいけばいくほどにネガティブな感情が増えていきやすいという性質があります。

たとえば片思いを想像してみてください。

こっちは好きで好きでしょうがないが、相手はどうか分からない状態です。

振り向かせようと一生懸命考えるのはいいのですが、考えれば考えるほど振り向いてもらえるか心配になりませんか?

こういう状態ではつねに感情はいろいろ揺れ動くのですが、考えこめばこむほどに不安になるのです。

思考には感情をネガティブな方向にもっていく性質があります。

もちろん100%すべてではありません。

でも、考えるのは不安や懸念があるからこそ考えるのです。

万事がうまくいくと感じているのなら、何かを考えるということはしないのです。

それゆえに、感情をポジティブにしたいなら、頭を空っぽにしている方がいいのです。

2.感情との付き合い方

①感情は感じれば感じるほど解消されていく

感情は感じれば感じるほど解消されていきます。

よくたくさん泣いた後スッキリする感じがしませんか?

あの感覚は、感情を味わいつくしたことで心に余裕ができたためにスッキリするのです。

感情的な時の自分の状態を元に戻すにはしっかり感情を感じることが重要なのです。

感情を出しやすくするには、自分の心境にあった曲を聴くことが有効です。

また、感情を出しやすくなれる場所を見つけることです。

私が特におすすめをしたいのはお風呂です。

お風呂はきているものを全て脱いで、温まる場所です。

そのため、お母さんのおなかの中にいる時の安心感を想起することができるのです。

安心できる場所のほうが、感情は出てきやすいです。

自分の好きな場所を見つけて、そこで感情を感じてみてください。

②思考を止めて感覚に集中すること

思考を止めて感覚に集中することができると感情が出やすくなります。

それは、思考をすることが感情を感じることからの逃げと言えるからです。

よく感情を感じることを怖れるがために思考をするのだといいます。

思考をすると多かれ少なかれ感情を感じることから逃れること可能だからです。

間違えてほしくないのが、思考することが悪いと言っているわけではありません。

ただ、感情を感じる目的があるとするなら、思考することで感情を妨げてしまうことが多々あるということなのです。

考えることが板についている人にとって、思考しないでいることはとても難しいと思います。

そういう場合は、無理に感情を感じようとしすぎないでください。

感情を感じられない自分にダメ出しをしてしまうのがとてもつらいからです。

思考があってもいい、感情が感じられなくてもいいと自分に優しく接してください。

③自分の感情を信じること

自分の感情を信じるようにする事も大切です。

思考優先の人は、おそらく「自分はこう感じてるけど正しいのか?」と感じることがあると思います。

たとえば、お店で料理を食べて自分としては好みの味だけど本当に美味しいのか分からないという感覚です。

こういう場合、他人が何を言ったとしても自分の感覚は正しいと思ってください。

自分が美味しいものは自分にとって美味しいものなのです。

その感覚自体は否定されるものではありません。

周囲が反対しても美味しいものは美味しいのです。

感覚に疑念をさしはさむ必要はありません。

ただ、自分の感覚を他人に強要することはやめましょう。

他の人にとっては、それは美味しいものではないかもしれません。

それは美味しくないと思っている人の感覚もその人にとっては正しいのです。

自分の感覚も自分の中で尊重したうえで、相手の感覚もしっかり尊重しましょう。

3.まとめ

・感情をコントロールするという考え方は間違いである。

・感情は抑え込めば抑え込むほど大きくなっていく。

・考え込むとネガティブな感情が増大する

・感情は感じれば感じるほど解消されていく

・思考をやめて感情を感じる方に集中すると感情を感じやすい

・自分の感情を信じて尊重し、また人の感情も尊重することが大切である

以上、参考になさってくださいね。

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