頑張る人は頑張っているのではなく行動を続けられる習慣を持っている
頑張る人はなぜあんなに頑張れるのでしょうか。
実は、行動できている人の多くは、頑張っているわけではないのです。
行動できる理由は、習慣によるところが大きいです。
本記事では、なるべく頑張らないで続ける方法について書いています。
Contents
1.頑張る人は頑張って続けているのではない
①頑張りを長期間続けられることはまれである
頑張りを長期間続けていくということはまれなことです。
むしろ、ずっと頑張っている状態というのはほぼ不可能であると言えます。
多分、とても意欲が高い状態で最初は頑張っていたとしても、おそらく一年ほどで意欲は尽きるのです。
それは、意志の力というものは有限であるためなのです。
頑張れば頑張るだけ、意志の力は消費されていきます。
それゆえにずっと続けていくと、どうしても疲れが出てしまうのです。
疲れれば疲れるほど、意志とは裏腹の、「やりたくない」という気持ちが増えていくのです。
どこかの段階で、「やろう」という意志の力よりも、「やりたくない」という気持ちの方が勝ってきます。
個人的な経験からすると、意志の力で何とかなるのは、一年くらいがいいところではないかと思います。
それ以上、継続しようと思うのなら、意志で行うのでは足りないと言えます。
②頑張り続けるといつかは飽きるか燃え尽きる
頑張り続けるといつか飽きて燃え尽きていきます。
新しいことを頑張り続けられるのは、そのことが面白いという側面があるからです。
しかし、面白いと思って続けいていると、いつかは面白くなくなってくる時が来ます。
それは、自分のレベルアップとともに、やりがいが失われていくためです。
面白くないことを続けていくには、頑張る力が以前よりも必要になっていきます。
そのことによって加速度的に意志の力を消費するとともに、「やりたくない」気持ちが増えていきます。
この状態が続くと、いつか「もうやりたくない」と燃え尽きてしまうのです。
燃え尽きてしまうと、そのことを再び行うことがかなり困難になってしまいます。
継続して行っていくには、この燃え尽き感を感じないようにしていく必要があるのです。
③頑張っているように見える人は習慣になっている
頑張っているように見える人は頑張っているのではなく続けることが習慣になっているのです。
習慣とは何かといえば、よく言われるのは歯を磨くことです。
歯を磨くのにがんばろうとする意志の力はあまり使わないですよね。
毎日寝る前になった時に、歯を磨かないと不自然な感じになって、若干気持ち悪いと思います。
この若干気持ち悪いから、とりあえずやっておこうかとする状態が習慣になっていると言えます。
バリバリ仕事をこなしているように見えても、仕事をしないと気持ち悪いとどこかで感じているから仕事をしているのです。
習慣を作るととても有効なのが、頑張らなくても自然に行動を積み重ねていけるということです。
2.頑張らないで長く続けていく方法
①なるべく実行のハードルを下げていくこと
行動のハードルをなるべく下げていくことが大切です。
そんなに頑張らなくても100%実行できることを実行するのです。
最初は物足りないくらいのことをやりましょう。
たとえば、勉強する習慣を得たいというのであれば、机の前に向かって本を開ける動作をするくらいのことでいいのです。
そのくらいの軽いことを続けていくことで、そのうちだんだんと行動に加速がついてきます。
何より頑張ることより、続けることの方を重視してください。
まずは3日必ず続けてやりましょう。
3日続けられたら、もう11日続けて同じことをやりましょう。
2週間続けられたら、少し行動を増やしてまた2週間続けてください。
決して欲張らず、確実なことをやっていってください。
一か月くらい続けば、習慣化はされていると思います。
とりあえず席について本を開けないと気が済まない状態になるでしょう。
そうなってから、あせらず少しずつ行動を増やしていってください。
②頑張るところをなるべく節約するように心がけること
頑張りをなるべく節約することを心掛けてください。
気合を入れて何かをすることは気持ちが良いかもしれません。
最初の内は、どんどん行動も進んで、やっていくことができるでしょう。
しかし、それが一か月、半年、一年と続くにつれて、やっていくのが辛くなります。
そのうちやったりやらなかったりになって、そのままやらなくなってしまうのです。
こうなってしまうのは、意志の力は有限であり、やり続けるとやがて尽きてしまうからです。
気合を入れて何かをするよりも、自然と行動ができる方向を目指しましょう。
最初からなるべく頑張ることを省くのです。
どうしても、やむにやまれぬ事情がある場合だけ気合を入れてやってください。
なるべく節約を続けていくと、ずっとやっていてもそれほど苦しくないと思います。
そして、自分自身も少しずつ成長していくため、自然に行動できる範囲も広がっていきます。
マラソンをやるような気持で、続けることを重視してやっていってください。
③やりたくない気持ちが出たときはそのまま認めること
続けていくと、いつかどこかで「やりたくない」という気持ちに出会うことがあります。
このやりたくない気持ちは、そのまま「やりたくないんだ」と認めてあげてください。
やりたくないことを認め続けると、だんだんとその気持ちは緩まってくるのです。
一旦手を止めて、「私は今やりたくないと思ってるんだ」と思ってみてください。
この気持ちを無視すると、やりたくない気持ちはどんどん膨らんでいってしまうのです。
無理をしたり、気合で乗り越えるのはやめてください。
それをする限りにおいて、続けることがどんどん難しくなってしまうのです。
一旦、自分の気持ちを受け入れることが、何より重要なのです。
3.まとめ
・頑張りを長期間続けていくことはほぼできないことである
・意志の力は有限なので、頑張り続けるといつか燃え尽きてしまう
・頑張っているように見える人は、頑張っているのではなく習慣でできている
・頑張らないでも続けられるなるべくハードルの低いことを続けるようにすることが習慣化の第一歩である
・頑張る力を節約し、なるべく温存するように心がけるのが大切
・やりたくない気持ちが出てきたらそれをそのまま認める必要がある
以上、参考になさってくださいね。