頑張らないで仕事を行うのが良い理由と頑張らずに仕事を行う方法
仕事でつらい想いをされていませんか。
仕事を頑張っていると疲れるし絶望的な気持ちになったりしますよね。
そう思う場合、仕事を頑張りすぎなのかもしれませんよ。
本記事では、仕事を頑張ることをやめた方が良い心理的理由と頑張らないで仕事を行う方法を書いています。
Contents
1.頑張らないで仕事を行う必要はなぜあるのか
①体力や精神に負荷がかかりにくくなる
頑張らないで仕事を行うのを進めるのは、体力と精神の負荷が少なくなるからです。
仕事は多くの人にとって、40年近くに渡る長距離走なのです。
40年走り続けるのに、短距離走のスピードでやっていけるでしょうか?
もちろん、企業側の論理で言えば、頑張らせる方が得だと思うでしょう。
しかし、働き手の側からすると、長い間働き続ける体制で働かねばなりません。
そのためには、あまり無理はできないのです。
体力や精神については、目に見えないものですが有限のものです。
なるべく、節約して過ごせるほうが人生にとってプラスです。
何故なら、別のことに体力や精神力を費やすことが可能になるからです。
人生でやりたいことは多くあると思います。
十分に休むことも大切です。
②頑張りすぎると長期的に生産性は落ち評価も落としてしまう
頑張りすぎることで逆に生産性は落ちてしまうものです。
特に長時間の残業は、お金を稼ぐ目的があってもやめた方が良いです。
気持ち的にはやっている感を出せますが、実際のアウトプットはどうしても少なくなるからです。
夜にやるよりは翌日の朝に仕切り直して行う方が早くできると思います。
特に体力的、精神的疲労が翌日に残ってしまうと、翌日の仕事にも影響を及ぼします。
追い込まれすぎて最悪の場合、死んでしまうこともあり得るのです。
「1日8時間以内、かつ、1週40時間以内」これが本来あるべき労働時間です。
残業は本来の労働基準法の定めから逸脱しているとも言えます。
ちなみに残業は別途36協定で労使協定を結ぶことで可能になっています。
本当のあるべきは本来8時間までというものです。
どんな事情があろうと、ここを常に逸脱している企業はブラックと思って問題ありません。
③頑張ることで時間を奪われてしまう
頑張れば頑張るほど時間を奪われてしまうのが頑張るべきでない理由です。
時間はどの人にとっても一定であり、有限の資源なのです。
残業が必要とされる場合はそれはある程度は致し方ないと思います。
ただし、残業は一時的なものであるべきです。
慢性的に残業が常態化しているのは、時間泥棒というべきです。
時間泥棒であるという認識は少なくとも持った方が良いです。
時間を奪っていくような相手とは付き合うべきではありません。
④頑張って引き受けすぎることで長期的に働けなくなってしまう
頑張りすぎて引き受けることで長期的に働けなくなってしまうので頑張らずに働くべきです。
頑張って働けば働くほどに、仕事は山のように増えていきます。
引き受けられることが分かれば、意味のない仕事でもどんどん仕事を振っていくものだからです。
引き受け続けていくほどに、自分の限界に近づいていきます。
自分の限界で働き続けると、精神的にも体力的にもいつか限界が来ます。
うつになる人というのは、精神力が弱いからなるというものではありません。
その人が引き受けられる限界を超えて働き続けるからうつになってしまうのです。
頑張り続けてしまうことが、うつを引き起こします。
「まだ大丈夫」と思っていても、意外と大丈夫ではないのです。
自分を過信しすぎず、「頑張りすぎない」を心にとどめて行動する必要があります。
2.頑張らないで仕事を行う方法
①自分のペースを守って仕事をすると
頑張らないで仕事を行うためには、自分のペースを守る必要があります。
自分のペースとは、自分が楽に簡単にできるくらいのペースということです。
実際のランニングでも、おそらくそういうペース配分をすると思います。
なるべく負担がかからずに息が少し弾むくらいのスピードで走るでしょう。
そのペースで走ったとしても、長時間走ると大分疲れると思います。
仕事も全く同じことが言えます。
朝から晩までフル稼働のペースで仕事をすればとても疲労します。
私の経験上では、あまり無理をしすぎると病気になるのです。
疲れがたまるからなのかもしれませんが、熱を出すということがありました。
このようにペース配分を間違えると体に支障をきたします。
必ず楽に余裕ができるくらいの配分で仕事を行うのがいいと思います。
②作業を習慣にしてしまう
できる限り、毎日行う同じ仕事は習慣にしてしまうのが良いです。
習慣とはあれこれ思い悩まないで、手を動かしてしまうようになるということです。
それには、毎日同じくらいの時間に同じ作業を繰り返し行って行くようにすればいいのです。
最初はそれほど長く続けられないかもしれません。
やってみて苦労なくできる範囲を行い続けるようにしてください。
数週間経つと、自発的にその作業を行うようになっていきます。
また、作業の長さも少しずつ増やしていくこともできます。
習慣を作るところが心理的には大変ですが、習慣になると心理的には楽です。
習慣を変える記事を以前に書いていましたので、そちらも参考になさってください。
③自分の無価値感を癒していくこと
頑張らないで仕事を行うには、自分の無価値感を癒していくことも有用です。
頑張って仕事を行う心理的な理由が、自分に価値がないと思い込んでいる可能性があるからです。
もし、「自分に価値がないから、頑張って仕事をするしかない」という想いがある場合、無価値感が強いと思います。
「自分に価値がない」という怖れの想いから頑張るととても苦しくなります。
仮に頑張って仕事を行ったとしても、無価値感からやり遂げた感覚が少なくなってしまいます。
むしろ「もっとやらなければならない」という義務感が出てきてしまうのです。
なんとなくこの感覚がループしている場合、無価値感を癒すべきだと思います。
無価値感を癒すには、ありのままの自分を受け入れていく練習をしましょう。
無価値感を癒すワークの記事を以前に書いていますので、参考になさってください。
3.まとめ
・頑張らないで仕事を行うと体力的、精神的な負荷が減る
・頑張りすぎると長期的には生産性が落ちていってしまう
・頑張ることで自分の時間をどんどん奪われて行ってしまう
・頑張りすぎてしまうと長期間働けなくなることもある
・頑張らずに働くには、自分のペースを守る意識を持つこと
・作業を習慣にして頑張る感覚を少なくする
・自分の無価値感を癒して無理に頑張ろうとする心を改善することが大事
以上、参考になさってくださいね。